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イノベーティブな発想力で事業を創る(1)

| 今回はISO運用代行、Pマーク運用代行、ISO改善サポートとして業務を、アウトソーシングで請け負うという新事業を展開されている山口智朗氏と、成長戦略や新規事業、イノベーションに関するコンサルティングを主に活躍されている生島大嗣氏の対談です。イノベーティブな発想で新事業を立ち上げられた山口氏と、イノベーションを推進する生島氏とでその発想の原点を語っていただきました。 |
| 取材/山部 香織 撮影/菅野 勝男 |
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イノベーティブな発想力で事業を創る。
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生島氏: 山口さんって、なんとなく、ある意味ヘンなというか、面白い発想するよね。 ロジカルだけじゃなくて、ラテラルな発想で、それでいてちゃんとなりたってる。 イノベーティブな事業をしていく上でそれって必要なんだと思うけれど、そういうのってやはり意識されてます? 山口氏: うーん、僕はどっちかというと、正統派じゃないんですね。正道を歩いている人をうらやましがりながら、それでいて自分は正道を歩けないタイプだったりします。 生島氏: でも、以前おられた会社(船井総研)は正統派じゃないですか。 |
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山口氏: まあ、そうですね。一応そういう世界に入りながらも、また、世間で言う良い大学の大学院を出てはいるんだけど、その中でも「日陰者」なんですね。僕は常に。 生島氏: 充分イノベーターだと思うけど、日陰者、好き(笑)? 山口氏: うーん、イノベーターというか、僕は基本、何ももっていないのでイノベーターに憧れているって気持ちのほうがが強いですね 生島氏: そうなんだ。それはハングリーさから出てくるのかな? 山口氏: そうですね。ハングリーさもあるんですが、リベンジ精神が結構強いですね。僕のこれまでの人生を振り返ってみると、常にリベンジャーなんですよ。 生島氏: それは意外だなあ 山口氏: そもそも、中学受験のとき、近所で一緒に張り合ってた友達が3人いて、みんな受かるんだけど、自分だけ抽選で落ちてしまったんですね。それがそもそもの原点のような気がします。 それから、高校受験、大学受験、その頃の家庭環境とかも含めて、失敗もあったり思うようにいかなかったりという思いはずっと抱いてました。 生島氏: でも、大学院出てるじゃない 山口氏: 大学院に行ったことが、最初のリベンジですね。 大学の頃までは、このままじゃ、自分は気持ちに負けちゃうなと思ってましたね。 それでも当時はロン毛で茶髪でピアスだったから、チャラかったですけど(笑) どうしても正統なところで活躍できない自分がいましたね。正統では通用しないというか。。 生島氏: なるほどね。わざと正統を行かないとか? 通用しないと思い込んでただけなんじゃないのかな? 山口氏: 前の会社(船井総研)に入ったときでも、会社の事業としてのメインは、マーケティングや売上アップといった正統で、それをやりたかったんですが、上司にやれと言われたのが、ISOだったんですね。誰もやらないからって。 生島氏: 思ってたことじゃなかったんだ。 だけど、意外と悪くないなという感じはあったんじゃない? |
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山口氏: そうですね。正統じゃないけど、悪くなかったですね 生島氏: 普通はそこで安心しちゃうよね。人間は納得しちゃうと安住しちゃうじゃないですか。なかなか次のことに踏み込まない。 山口氏: 安住・・しないですね。 (生島さんは)安住しますか? 生島氏: 僕はいつも自分の中で日々闘っていますね。僕の場合大学を出て、大手電機メーカーに勤めていたんだけど、ある時期「この会社はここをこうしないと、10年以内につぶれる」と周りに言ったんですが、当時は誰も信じてくれない。やはり8年後に経営不振に陥り最後には買収されてしまいました。 |
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そこからですね。ずっとやってきたイノベーティブな考え方が正しかったんだと強烈に思ったのは。 自分も変わりたいし、人も変わってほしい。現実問題、変わらないと生き残れない。なのに、気づいていない。問題があっても文句は言うけど自分で行動しない。 日本はすばらしい技術を持っているのに、なぜシリコンバレーのように、イノベーティブで新しいビジネスモデルを作ることができないのか。iPadのような商品はなぜ日本で作られなかったのか。ということをいろいろ考えたら、日本人はもっとイノベーティブな発想を持たないと、生き残っていけないと思うんです。 山口さんの場合、イノベーティブな事業を作ろうと思ったのか、結果的にそうなったのか、どっちなんですか? 山口氏: 僕の中では、イノベーティブかイノベーティブでないかというより、理想が先にあったんですね。こんなビジネスをやりたい。こういう条件のビジネスでないとやりたくないと。 実は奥さんもそうなんです。そろそろ結婚したいと思ったころ、まず自分の理想の奥さん像の条件を出してみたんです。そうしたら、ああ、この子は案外条件に合ってるな。みたいな 生島氏: それって、そういう条件の人を選んだんですか? それとも、たまたまつきあってた彼女に条件が合ってた? 山口氏: 出会う前に条件を作りました。僕の場合、必ず理想の条件が先にあって、出会うのはいつも後ですね。ビジネスも同じ。条件が先にある。そこがイノベーティブといえばそうかもしれない 生島氏: 条件を出すって、自分の理想であったり夢であったり。 それってビジョンなんでしょうね。 山口氏: ビジョンというほど高いものではない感じなんですね。 僕の思ってる条件って、もっと合理的で感覚的なものかもしれませんね。 生島氏: こうありたいと思うことが理念だったりビジョンだったり抽象的なんだけど、それを現実に落とすことが条件ということになるのかな? 理想にたいして、具体的にするときにこうじゃない、ああじゃないと仕分けしてるような? 山口氏: 仕分けてますね。で、そこで面白いのは、だからといってそれができるわけでもないんですが、気がついたら、すでに出会ってたりするんですね。 生島氏: 仕分けの過程で、無意識に周りに発信してたりしたのかな? 山口氏: 今回の事業も、たまたま何気なく投げかけられてきたものだったんです。でも、人に言われたものをそのまま受け入れてやるっていうのが気持ちわるい。 だけど、なにか僕の持ってるものとあわせたものと組み合わせたら、こうなるかもということになったんですね。 生島氏: 化学反応が起きたんですね 山口氏: そうだと思います。常に理想というか、条件的なものを持っていたからでしょうね。 僕たちの世界って論理的な世界に居すぎているから、そういった感性や直感を研ぎ澄ませたヤツが勝ちだと思いますね。 生島氏: 次を行くヤツは、直観力がないとダメですね。それの下に理屈を考えるような 山口氏: 直観力を養うというのは、動物的な感覚というか、野生になれと思うんです。 ここはジャングルだと思えってことですね。 秋元康さんがクリエイティブというのは、同じものを見て違う発想をすることだというんですね。 新しい刺激を受けたからクリエイティブになれるというんじゃなくて、日常の中で、同じオレンジ色でも、これはこんなオレンジだよね。といったような違う感覚を持つということなんじゃないかな。 |







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