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■ CREATIVE #11
マンガキャラクターで描くブランドストーリー vol.3

小川氏: ところで先生に初めてお会いしたのは4年前。僕はあまり変わってないですかね(笑)
小橋氏: 変わってないですよね。
小川氏: それ、成長していないという意味で?(笑)
小橋氏: いや成長していますよ、経営者としてね、でもあと、もうひと皮ですよね。
小川氏: 4年前も、「もうひと皮」っていわれたような(笑)
小橋氏: 当時はまだ漫画家という看板を半分背負いながら、クリエイターと表現したらよいかどうかという迷いがありましたよね。
今はその迷いがなくなった。なくなったけどそこからさらに、もうひと皮むけるという(笑)つまり、自分のポジショニングを明確にどう創るかということなんです。
今なら、「キャラクタープロデューサー」ぐらいの肩書きを名刺にいれてPRする。実績はあるわけだから、あとは周りを使ってプロデュースするだけの話です。
小川氏: そうですね。
小橋氏: 変わってないですよね。
小川氏: それ、成長していないという意味で?(笑)
小橋氏: いや成長していますよ、経営者としてね、でもあと、もうひと皮ですよね。
小川氏: 4年前も、「もうひと皮」っていわれたような(笑)
小橋氏: 当時はまだ漫画家という看板を半分背負いながら、クリエイターと表現したらよいかどうかという迷いがありましたよね。
今はその迷いがなくなった。なくなったけどそこからさらに、もうひと皮むけるという(笑)つまり、自分のポジショニングを明確にどう創るかということなんです。
今なら、「キャラクタープロデューサー」ぐらいの肩書きを名刺にいれてPRする。実績はあるわけだから、あとは周りを使ってプロデュースするだけの話です。
小川氏: そうですね。

小橋氏: ところで小川さんの心の師匠は、やっぱり手塚治さんですか?
小川氏: ええ、でも最終的にこの仕事に就きたいと思ったのは宮崎駿監督ですね。
『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年公開・宮崎駿氏の映画初監督作品)を観たのは14歳の時。14歳の僕はそれを観て感激しましたね。こういうのを描きたいと。それが原点ですね。
小橋氏: あの作品はストーリーの文脈が非常に考えられていますよね。ロジカルというか。
小川氏: セリフがすっと入ってしまう状況をかなり作り込まれていますからね。それはすごいなと。
小橋氏: 小川さんと初めてお会いしたとき、最初は感性冗長形のクリエイターなのかなと思っていたんですね。でも話しを聞いていて、ちょっと違うなと感じたのがそこなんですよ。
キャラクターを創るときのプロセスも、マンガの構成を考えることも、小説みたいにロジカルに組み立てていかないとだめだという話が非常にが印象的で。
やはりクリエイターはどれだけものごとをロジカルに考えてデザインを組み立てるか。そういうプロセスができる人が非常に少ない。
「なんでかわからないけど、この色選びました」という感覚的な人が多いですよね。なぜこの色なのかと聞かれたら、きちっと説明できなければいけない。
そういったロジックに裏づけられた感性が必要なんです。そこにマーケティング感覚がプラスアルファされると商売になる。
小川氏: ええ、でも最終的にこの仕事に就きたいと思ったのは宮崎駿監督ですね。
『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年公開・宮崎駿氏の映画初監督作品)を観たのは14歳の時。14歳の僕はそれを観て感激しましたね。こういうのを描きたいと。それが原点ですね。
小橋氏: あの作品はストーリーの文脈が非常に考えられていますよね。ロジカルというか。
小川氏: セリフがすっと入ってしまう状況をかなり作り込まれていますからね。それはすごいなと。
小橋氏: 小川さんと初めてお会いしたとき、最初は感性冗長形のクリエイターなのかなと思っていたんですね。でも話しを聞いていて、ちょっと違うなと感じたのがそこなんですよ。
キャラクターを創るときのプロセスも、マンガの構成を考えることも、小説みたいにロジカルに組み立てていかないとだめだという話が非常にが印象的で。
やはりクリエイターはどれだけものごとをロジカルに考えてデザインを組み立てるか。そういうプロセスができる人が非常に少ない。
「なんでかわからないけど、この色選びました」という感覚的な人が多いですよね。なぜこの色なのかと聞かれたら、きちっと説明できなければいけない。
そういったロジックに裏づけられた感性が必要なんです。そこにマーケティング感覚がプラスアルファされると商売になる。

小川氏: そこが難しいんですよね。社員にいつも言うのは、お客様がマンガやキャラクターを描いて欲しいと言っても、そのものが欲しいという人はひとりもいない。
本当は何が欲しいのかということを、ちゃんと聞き取らないといけないよって。そうでないと作っても「あーあ」ということになりかねない。
小橋氏: なってしまうよね。
小川氏: それじゃ仕事にならないですし、まずお客様に喜んでもらえない。以前本当に食べられなかった頃はそこに気がつかなくて。もうこの世にマンガなんか要らないんじゃないかと思ったくらい。
そこはお客様に教えられたと思います。ひと皮剥けるというはそこなのかな、と今思いますね。
小橋氏: つまりは文化なんですね。文化って昨日今日創り上げられるものじゃなくて、何年か経って、あるいは数。なにかの情報を発信する集団の分母が増えることですよね。それがカタチになって残っていくことですから。
小川氏: 文化って空気のようなもので、人に付いているそうですね。それが何かのきっかけでカタチとして作り上げられると聞いたことがあります。
そういう意味でも、大阪にも大阪にしかできないものが作り上げられると思うんですけどね。
小橋氏: それがキャラクターで表現できると面白いですよね。
本当は何が欲しいのかということを、ちゃんと聞き取らないといけないよって。そうでないと作っても「あーあ」ということになりかねない。
小橋氏: なってしまうよね。
小川氏: それじゃ仕事にならないですし、まずお客様に喜んでもらえない。以前本当に食べられなかった頃はそこに気がつかなくて。もうこの世にマンガなんか要らないんじゃないかと思ったくらい。
そこはお客様に教えられたと思います。ひと皮剥けるというはそこなのかな、と今思いますね。
小橋氏: つまりは文化なんですね。文化って昨日今日創り上げられるものじゃなくて、何年か経って、あるいは数。なにかの情報を発信する集団の分母が増えることですよね。それがカタチになって残っていくことですから。
小川氏: 文化って空気のようなもので、人に付いているそうですね。それが何かのきっかけでカタチとして作り上げられると聞いたことがあります。
そういう意味でも、大阪にも大阪にしかできないものが作り上げられると思うんですけどね。
小橋氏: それがキャラクターで表現できると面白いですよね。


小川 満洋
漫画家
株式会社画屋 代表取締役
1970年大阪生まれ。関西大学に入学と同時に漫画サークルに所属し20代は漫画家を目指す。30歳の時漫画家の夢を断念し営業職で就職。平成14年 営業で学んだことを活かし、画屋(かくや)として漫画制作業を開始。創業から産業利用漫画の制作を続け、平成20年、株式会社画屋を設立。漫画家
株式会社画屋 代表取締役
株式会社画屋
HP: http://www.kakuya.com/

小橋 壽也
経営コンサルタント
有限会社グッドウィル
代表取締役
1959年高知県生まれ。幼児教育出版会社、広告企画制作会社、都市開発シンクタンク、経営コンサルタント会社を経て、平成5年にグッドウィル経営研究所を創業。様々な経験を活かし、創業・起業支援、ベンチャー支援、第二創業・経営革新支援、企業再生支援など企業の成長戦略や変革プロジェクトのコンサルティング実績がある。専門分野は、CI計画・経営戦略・新規事業開発、営業戦略・マーケティング戦略・ブランド戦略・販売促進分野、リスクマネジメントまで幅広い対応ができるゼネラルコンサルタントである。関わった会社は、従業員1人の個人企業から上場企業まで、多種多様。 「儲かる経営」を信条に、ベンチャー・中小企業の「経営参謀」として活躍中。「クールで大胆、ホットで繊細」を基本にした、現場主義のコンサルティングには定評がある。平成14年、技術開発ベンチャー企業の設立に参画するなど、ベンチャー企業の育成に力を入れ、資金調達や組織作り、マーケティング戦略の指導にあたっている。経営コンサルタント
有限会社グッドウィル
代表取締役
有限会社グッドウィル
HP: http://www.goodwill-net.co.jp/
取材:2013年6月
2013/06/17